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舌下免疫療法

小児のアレルギー性鼻炎の特徴

アレルギー性鼻炎は、中・高年者を除くと短期間での自然な症状の改善は認めにくく、特に小児期に発症した場合には、多くの場合改善が見られないまま成人に移行することが特徴です。また、気管支や肺といった下気道の疾患との関連や、他のアレルギー疾患との合併が多いことも指摘されています、特に気管支喘息に先行することが多いといわれており、早期に治療介入することは重要と考えられます。

診断に際しては、小児期は風邪をひきやすく鼻水が出ていることが多いため、アレルギー性鼻炎の診断が難しいことがあります。また、初めて出る症状のことが多いため、例年との比較が難しく、慎重に判断する必要があります。

 

舌下免疫療法とは

舌下免疫療法とは、アレルゲン免疫療法の一つで、アレルギーの原因物質を定期的に投与することにより、少しずつ体質を変化させてアレルギーの症状を和らげる治療方法です。アレルゲン免疫療法はアレルギー性鼻炎の自然経過を変化させることが期待できる、現在のところ唯一の治療法と考えられています。以前は皮下注射法による治療が行われていましたが、注射の痛みがなく自宅で継続できる舌下免疫療法が開発されました。

スギ花粉、ダニにアレルギーのある方のアレルギー性鼻炎による鼻水や鼻づまり、目のかゆみなどの症状の軽減や、薬の量を減らすことが期待でき、約8割の方に効果があるとされています。ただし、即効性のある治療ではなく、効果が出るまでに1~2年かかり、治療は3~5年継続する必要があります。しっかり治療を継続すれば、治療中止後も数年は効果が続くことが期待でき、症状が再発した場合も治療を再開すれば効果が期待できます。ただ、中には副作用で治療が継続できない場合や、効果がない方もおられます。

それぞれの患者さまで治療の適応があるか慎重に判断するとともに、治療についてよくご理解いただいた上で治療を開始する必要があります。治療を希望される方、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

 

対象:スギ花粉症またはダニアレルギーの方で5歳以上の方

  ※スギ花粉に対する舌下免疫療法は、スギ花粉飛散時期には開始できません。

 

診療の流れ:

1回目診察

診察、症状などからスギ、もしくはダニアレルギーがあることが疑われる場合、血液検査などでスギやダニのアレルギーがあるかどうか確認します。

他院での検査結果をお持ちの場合はご持参ください。

舌下免疫療法の希望がある場合は、治療についての説明を行います。

2回目診察

検査結果の説明をします。

治療の適応がある場合、治療を希望されるかどうか確認し同意書をお渡しします。

次回受診時に内服するためのお薬を処方します(次回受診時持参していただきます)。

3回目診察(初回内服)

治療の同意をいただいたら、院内で薬の初回投与を行います(前回処方分)。

強いアレルギーの症状が出ないか30分ほど経過を見て、問題なければ帰宅できます。

以降は1日1回自宅で内服を継続します。

4回目診察(3回目の1週間後、薬増量)

自宅での内服で問題なければ、薬を増量します。

再度院内で内服していただき、30分ほど経過を見て、問題なければ帰宅可能です。

以降は1日1回自宅で内服を継続します。

5回目診察(4回目の1週間後)

副作用が出ていないか、お薬の内服が継続できているかどうかなど確認します。

以降は1か月に1度の受診いただき、薬の内服状況や副作用などを確認します。

※必要に応じて抗アレルギー薬を併用します。

 

 

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